滑り止め工事「ソグナップ東日本」 宮田建設株式会社
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滑り抵抗値

社会現象となった「滑り事故」―その原因について各方面にて研究されておりますが、未だ、科学的な根拠に基づく「滑り危険度」数値は統一したものがありません。これは、世界的に見ても意見が分かれています。
良くあるスリップとは、走っている車が急に制御不能になるような現象と、凍結した坂道を車が登れないといこととに大別できるそうです。これを人間の歩行に当てはめたときどういうことが言えるかというと、踏み込みの足で滑るか、蹴り足で滑るかの違いだそうです。つまりは、動こうとする物と止まろうとする物とでは必要な摩擦抵抗の基準値が違うということです。また、床面だけの問題ではなく、その物体の速度、質量、接地面積、進入角度、乾湿状態などにより大きく左右されるため、計測方法を統一するのは難しいといわれています。

誰でも出来る危険度測定方法とその後に舗装試験法などに紹介され、現在よく使用される測定機械を計測方法をいくつかご紹介いたします。

私にも出来る簡単危険度測定方法

これらの数値測定を計測依頼するだけでも費用がかかりますので、一般の方にはなかなか縁がないでしょう。
では調べようがない?いや、あきらめないでください。ここで簡単な方法をお教えします。単純な方法ですが、一度試してみてください。滑るところが意外と多いことに気付かれると思います。

 1. 手の親指をなるべく強く床面に押し付けてください。
 2. 前に軽く滑らせてください。(スロープであれば下に向かって)
 3. 爪の間が少し痛くなればおよそ BPN40(東京都基準滑り抵抗値)程度です。
 4. 乾いた状態と濡れた状態で比べてみてください。
滑り抵抗値の目安(いずれも未使用製品の場合)
  インターロッキング テラゾー
(人造大理石)
磁器タイル 天然石(凹凸あり)
乾燥状態 60〜65 20〜25 50〜55 90〜95
湿潤状態 45〜55 5〜15 15〜20 10〜15

測定機械を使った危険度測定方法
振り子式滑り抵抗測定法(試験方法 ASTM E303)

振り子式滑り抵抗測定法イラスト英国の道路研究所で、主に道路表面の滑り抵抗を測定する目的で開発されたものです。振り子の先に取り付けられたゴム製のスライダーを反復運動させて、測定床面と接触し滑り抜けるときに生じる抵抗値を目盛りから読み取ります。
現在、日本道路公団、日本道路協会、東京都
(注)などが採用している測定方法で、屋外における調査では最も普及している方法といえます。
測定には振り子式試験器が使用され、滑り抵抗値(BPN)という数値で表現されます。


(注)東京都では近年の事故災害の多さを受け、福祉のまちづくり条例(原則基準)として「床材として妥当な滑り抵抗値BPN」が定められ、『BPN 値40 以上が望ましい』と表記されるようになりました。

現地調査にかかる費用:36,000円〜
 
回転式滑り抵抗値測定法(動的摩擦係数測定法)

回転式滑り抵抗値測定法イラスト靴に使われるゴム(テストピース)などを取り付けた円盤状の計測器をモーターで回転させ、床面に荷重して押し付けます。そのときに生じる摩擦抵抗をレコーダーで読み取ります。
「動から静」(動的摩擦係数)が計れるということ。そして、乾燥状態と湿潤状態での滑り方の違いをほぼ人間の実感値に近い感覚で数値化できるという、この2点が特徴として挙げられます。
警察の事故分析や科学調査に使用されたり、欧米へ海外輸出されたりもしています。
回転式滑り抵抗値測定器(DFテスター)を使用し、摩擦係数μ(ミュー)という数値で表されます。

現地調査にかかる費用:95,000円〜
 
バネ量り式抵抗値測定法(試験方法 ASTM F609-96)

バネ量り式抵抗値測定法イラストバネ量りのようなメーターが付いた金属製ブロックを一定の力で牽引して、ブロックが滑動したときの数値を摩擦抵抗値として計測します。床との接地面には、靴底に使用されるのと同じゴムなどの部材(テストピース)を取り付けます。
「静から動」への抵抗値を測るといわれており、アメリカではこの測定方法が広く採用されています。訴訟大国アメリカでは、滑り事故の判例も多く、またその分対策も進んでいるといえます。
摩擦係数測定器(主にアメリカ製)を使用し、摩擦係数μ(ミュー)という数値で表されます。

現地調査にかかる費用:15,000〜
 
このほかにも様々な評価方法がありますが、現在日本では、建築基準法などの法律上では基準値や統一された単位はなく、また、規制も設けられていません。なので、タイルメーカーが発売している「滑りにくいタイル」にも一定基準がなく、そのほとんどは感覚値であったり、単に凹凸があるだけであったり、というのが現状で実際の防滑効果は必ずしも高いとはいえません。
一日も早く、老若男女、誰もが安心して歩ける「街の基準」の整備が待ち望まれます。

当社では滑り抵抗値の計測も承ります。どうぞお気軽にご相談ください。

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